amachin2005-06-09


さて、もうなんだかんだで2週間ほど経過してしまったけれど、先日行われた限界破滅GIG(以下、限界)について書こうかと思う。


(限界破滅GIGって何?って人は、前の日記を参照して下さい。)


2005年5月29日(日)晴れ
本当はこの日の予定は僕が所属しているNPOのイベントでFIXされていた。
しかし、前回の限界で警察の対応が今までと違う強硬姿勢で、今回はちと面倒なことになりそうという情報を聞きつけて、いてもたってもいられなくなって限界を選択した。何を隠そう僕が今の道に進んだきっかけとなったのは、このGIGを高校生の時にいろんな大人と政治的な交渉をしながら切り開いた経験であって、限界が同じやり方で14年も続いていることは、何よりも大きな拠り所になっているのだ。その限界が危機だと聞いて、ほっておけるはずがなかった。

去年1年メキシコに行っていたブランクもあり、僕にとっては実に2年ぶりの限界破滅GIGだった。
早朝の高速バスに揺られ、岡崎・康生のシビコ裏についたのが正午前。ちょうどセッティングをしているところだった。まだ音も出す前から、どこで聞きつけたのか警察がバイクで見回りに来て、会場周辺の駐禁について警告をしていった。もちろん駐禁みたいなわかりやすい弱みは作らないということが周知徹底されているので、駐禁車両は関係者ではないと弁明しつつも、異常に早いタイミングの警察の登場に一堂危機感を強めたのであった。


今回のメンツは、

1. LOW NOISE TAPE
2. Dr. SNAFKIN
3. STILL YOU ALIVE (岐阜)
4. NICE VIEW
5. YAS OIL THE WELLCARS
6. KATIE KATTY(神戸)
7. KEEP AWAY FROM CHILDREN
8. MOGA THE \5 (大坂)
9. STRIKE OUT

(以上、演奏予定順)で、REALITY CRISISはメンバーの事情でキャンセルとなった。
1バンド減ったことと、客足の様子を見て、ゆっくり機材の準備を行い、始まったのは予定より1時間ほど押した13時だった。



1. LOW NOISE TAPE
最初は元SWING ARMのツヨシくんが在籍するLOW NOISE TAPE from豊橋。初めて見たが、SAが持っていたニュースクールっぽさはほとんどなく、渋めなミドルテンポな曲調にストロングスタイルのツインボーカルがのる。



2. STILL YOU ALIVE (岐阜)
次は当初の予定から1バンド繰り上がってSTILL YOU ALIVE。ボーカルの声質が王道を行く骨太なOiバンドでなかなかよかった。



3. Dr. SNAFKIN豊橋のベテランメロディックバンドで、さすがの貫禄あるステージング。MOGAとかWATER CLOSETあたりが好きな人には間違いない感じではないでしょうか。


しかし!ここで事件が起こった。
突然一人の中年男性が人垣を割って演奏中のベーシストの前に立ち、なにやらまくし立てるような口調で話し掛けた。
苦情を出していた近隣に住む男性がたまらず直接文句を言いに来たと思った僕らは、すかさずその男性に脇に来てもらって、話を聞く。が、かなり激高した様子で全く聞く耳ももたず、「警察に電話するから!」と言って乗ってきた車に篭もってしまった。
僕らは、とにかく事情を説明して理解を得ようと車から出てきた男性に折衝を試みた。

(つづく)