amachin2005-07-06


閑話休題です。(限界レポ延ばしまくりですみません。>アンプロさん、ろいやん)

最近、ギターのオクターブチューニングのずれが気になっていたので(つまり弦開放でチューニングしてもハイフレットで音がずれる)、ネックの調整ほか、メンテナンスをしてもらいに出かけた。愛しのギターを持ち込んだのは原宿の松下工房。ギターと音に対して惜しみない情熱(あとお金も)を注いでいるウオZ先生に紹介してもらったところだ。

最初はトラスロッドの調整でネックのソリを直してもらえばいいかなと思ってたら、これが大間違い。
いろいろとガタが来てる箇所を指摘されてしまった。
まずはフレットの減り。これまで全く気に留めたこともなかったけど、かなりの減りっぷりらしい。これがオクターブチューニングが合わない原因その1。
その2はブリッジ(ギターのボディ側で弦をとめるパーツ)。僕のSG Jr.ちゃんのブリッジはテイルピースと一体になったもので、Tune-O-Maticみたいに1弦ずつオクターブを合わせるような可動式サドルはついていない(写真参照)。これがオクターブチューニングを狂わす主要因だった。
だったらブリッジ替えれば良いのだが、僕はそこで考え込んでしまった。まず頭をよぎったのが、「パーツ替えると音も変わるよ」という知人の一言。早速その真偽のほどを尋ねてみると、やはり可動部分が増えれば音の伝達をロスするポイントが増えるので、悪くなるかもしれないとのこと。うーむ。
ここで前から気になっていたヘッド裏に入っているヒビを見てもらうと、確かに何らかの処置をした方がいいけど、それほど致命傷でもないことがわかってほっと胸をなでおろす。
最後にネックとボディの接合部。ピックガードをはずすとセットネックの接合部が露わになるのだが、ほんの少しではあるが、浮きがあるとのこと。これも致命傷ではないにせよ、処置が必要そう。

逆にネックのソリはそれほどではなく、軽くロッドの調整してもらい、僕は松下工房を後にした。軽い病気かなと思ってたら、実は入院が必要な病だったのだが、僕らには十分なお金が、そして時間がなかった。
なんだかいつもは頼もしいと感じていた相棒が、実は慢性的な病気を患いながら頑張ってくれてたことを知り、複雑な心境だった。まあ、そりゃあそうだ。彼女(注:ギターのこと)は1965年生まれ。つまりもう四十路に突入してる。三十路を前にした僕ですら身体の衰えが激しいというのに、そんな自分を棚に上げて、かなり酷使していた。
帰り道はそっと抱きかかえるようにして帰った。とりあえず2週間後に大きなヤマがある。それまでイケるかい?